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「テロ」 フェルディナント・フォン・シーラッハ著
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「テロ」 フェルディナント・フォン・シーラッハ著

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先日、映画「アイ・イン・ザ・スカイ」を見ました。ドローンでテロリストを殺害する、まさにそのとき、無垢な一人の少女が現れた。彼女を巻き添えにしてもテロリストを殺害すべきなのか、というテーマでした。 本書でも同じようなテーマを扱っています。小説ですから映画よりも緻密に、人物の陰影を描いています。2013年7月、ドイツ、ミュンヘン上空で乗客164人を乗せたルフトハンザ機がテロリストにハイジャックされます...
「カールの降誕祭」 シーラッハ著
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「カールの降誕祭」 シーラッハ著

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オビに「ドイツでは、クリスマスに最も殺人が多い」とある。理由は会いたくない家族に会わなければならない……と「訳者あとがき」に。この小説を読んで、イー・ウーマン代表、佐々木かおり氏の人となりを紹介した「現代の肖像」(アエラ 2015.7.27)の記事が頭から離れなかった。人間関係をテーマにしたシーラッハの小説とさわやかに社会を闊歩すると思われている佐々木氏の心の中はこの小説の主人公と同じで、一本の精神...
「禁忌」 F・V・シーラッハ著
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「禁忌」 F・V・シーラッハ著

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フェルディナント・フォン・シーラッハ著 (東京創元社)です。「犯罪」「罪悪」「コリーニ事件」で研ぎ澄まされた文章、ひたすら削った文章で登場人物の心理を浮き彫りにしました。加えて、緊迫感あふれる法廷劇、ドイツが陥っている第二次世界大戦の後遺症を描きました。今回の「禁忌」も著者の文章を楽しめました。主人公エッシュブルグの少年時代から写真家として名を上げるまでを描いた「緑」の章はその後の伏線となっていま...
「犯罪」 フェルディナント・フォン・シーラッハ著 (東京創元社) 
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「犯罪」 フェルディナント・フォン・シーラッハ著 (東京創元社) 

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シーラッハ氏の最新作「コリーニ事件」は文体が散文詩のようでした。動きを描写しながら人物の内面を描いてゆく手法と文章に魅かれました。それで著者の第一作である本書に手を伸ばしたわけです。すでにドイツでは50万部近く売れていて、世界中で翻訳されているとのこと。犯罪というテーマで短編11作で構成されています。「老齢男性がこれまでの妻の仕打ちにキレて犯した殺人」「犯罪を犯した兄を救うために弟か実行したトリッ...
「コリーニ事件」 フェルニダント・フォン・シーラッハ著
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「コリーニ事件」 フェルニダント・フォン・シーラッハ著

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ベルリンでは、ある駅のプラットホームに強制収容所行の列車が出た日などを記した鉄板が敷きつめられていたり、道にはナチに虐殺された人の名前などが記された「つまずきの石」が埋められているのに出会います。これら「記念物」が国民のナチの記憶を忘れさせないようにしていると推定するのは単純なようです。著者によれば、「秩序違反法」の施行令を使って多くのナチ犯罪者を時効にした事実があると言うのです。そのからくりを小...