国立競技場の下車駅、信濃町駅を出ても閑散としている。国立競技場での日本代表戦と言えば、駅のホームから歩道橋、スタジアムへ続く道は人で溢れ返っていたのだが……変わったものだ。路上でユニフォームのレプリカを販売するパキスタン人もいない。勿論、弁当屋もでていない。
しらっとした競技場へ入る。試合開始は午後7時20分。友人が午後4時に席取りしてくれたおかげで、最高の席だ。

好試合だった。日本チームは気合が入っていて、一所懸命にプレーしていた。受身になった時間帯もあったが、日本らしくパスで相手を翻弄した場面が多々あった。目立ったのは、山田と比嘉。山田はよく走った。いいポジション取りをする。密集地帯を抜けて素晴らしいパスを通す。まるで達人だ。だが、後半になると、ガス欠。比嘉はゲームをとおして、判断力が抜群だった。
だが、次のシリア戦はアウエー、時期は2月。2月は日本のオフシーズンをいうことを考えると、勝つのは難しそう。体調を整えられないもの。昨日のホームでさえ、シリアが勝ってもおかしくはなかったのだから。
やはり、犬飼前サッカー協会会長が推進しようとしたが、理事たちで、犬飼氏を潰してまで守ってきた現行のシーズン制はもはや齟齬をきたしている。国際標準にあわせられないスポーツなんて、発展性がないだろう。失うものは大きいはずだ。

