楽園通信 「インパクト!」 

秘境チックな海外への旅行記、読書記録、B級レストランやカフェへの探訪記、サッカーやWWE観戦記を中心にアップしています。
楽園通信 「インパクト!」  TOP  >  201202
月別アーカイブ  [ 2012年02月 ] 

≪ 前月 |  2012年02月  | 翌月 ≫

「家日和」 奥田英朗著(集英社)――思わずクスクス

iebiyori_120218_001.jpg




多くの人々は、自分の周りの出来事に振り回されますが、「家日和」に出てくる人たちは仕事や家族の悩みなんてないのです。なぜ悩みがなく暮らせるか、その秘訣は公開されないのが残念です。
データ入力の内職をしている奥さんも白日夢でインピな夢を見て憂さを晴らすし、妻が黙って出て行った男性だって一人になってかえって至福の時間を過ごしちゃうんです。リストラされた男性も主夫業が瞬時に身についてしまうし、ネットオークションにハマる妻はオークションで手痛い失敗はしません。
つまり絵空事で現実感に乏しい小説なんですが、天真爛漫さに思わず笑ってしまいます。そうかわたしたちって深層ではインピなことを考えていたり、ひとりになりたかったり、主夫に憧れを抱いているのだなってわかります。
著者は人物を印象づけるのがうまい。「単刀直入の人」、「信念の人」などと人物を書いています。するとどんな人か想像できます。例えば、直接的に言うしか能のない男性なのに、「単刀直入の人」などと表現されると、奥行きがあり太極拳をやっていそうな印象が付加されるじゃないですか。「信念の人」などは自分に思想があって、ここだけは譲れない。そんな風です。実は、ただの因業なおばさん。それだけなのに。
「夫婦のマナーとしてうなずいた」。こんな文章もいいですね。マナー。いまどきなくなった言葉です。そこをさりげなく夫婦ですって。マナーなんかありそうもない間柄なのに、マナーを持ち出してきてあっと言わせる。奇襲ですな。
女性って、生き生きとしてくると、「ファンデーションののりがよくなり、顔に伸ばすと、すっと吸い込むように顔に馴染んでくる……」、おならだって豪快になるらしい。
そうですか。勉強にもなる本です。




[ 2012/02/29 16:19 ] 小説書評 | TB(0) | CM(0)

「源来酒家」(中華料理)、神田神保町-――老舗の味を堪能!

 神田神保町界隈はチャイニーズ・パラダイスだと言われているらしい。明治以降、中国からの留学生の多くがこの地域で生活したため、中華料理店が増えたのだとか。魯迅の小説に登場する酒屋と同じ名前のレストランもあるし、インド料理屋も多い。刺激的な街だ。

ランチタイムに「源来酒家」にやってきた。正午を10分くらい過ぎていたので、20分ほど並ぶはめになってしまった。注文したのはランチセット(1000円)。二品注文した。どれも、味は薄くはなく、濃くもない。絶妙な味だった。


genrai_120206_01.jpg




genrai_120206_02.jpg




食事中、列は途切れることなく続いていた。人気店なのだ。春になれば、「源来酒家」で昼食をすませ、九段坂を登って花見と洒落込むのも乙かもしれない。花見の後に、食事でもいいかも。

千代田区神田神保町3-3
03-3623-0331
無休




genrai_120206_03.jpg




[ 2012/02/28 15:57 ] レストラン・食堂 | TB(1) | CM(0)

上海、静安寺周辺

1月1日。上海、地下鉄2号線、「静安寺」で下車。
延安路の高架をくぐって、富民路を歩くと、巨鹿路に突き当たる。「輝哥火鍋」レストランが四つ角にある。そこを左に入ってみた。オールドハウスが並んでいて、散策には素晴らしい。観光客がいる通りではないので、地元の人たちに溶け込んで歩くことができる。

巨鹿路のオールドハウスはほとんど民家に使用されているようだ。途中、ブテイックがあったり、カフェがあったりする。



写真と続きはホームページへ。
http://hamidashirakuen.web.fc2.com/h1201_shang_fre4_honbun.html




巨鹿路のオールドハウス
h120101_006kyo_010.jpg


静安寺で祈る人
h120101_007seian_005.jpg




夕食
h120101_009yu_002.jpg




[ 2012/02/27 17:21 ] アジア旅行記 | TB(0) | CM(0)

世界 十大危険建築物――建物と一緒に崩壊したい! 

米誌「タイム」が世界で10の危険な建物を発表したそうです。

それによると、
1.ピサの斜塔
h0507_piza_3[1]

訪問記は、
http://hamidashirakuen.web.fc2.com/h0305_pisatoasshiji_honbun.html



2.キャピタル・ゲート・タワー(アラブ首長国連邦の首都アブダビ、高さ160メートルの35階建て。
  13階から西に約18度傾いている。)

3.プエルタ・デ・エウロパ(スペインのマドリード。――ヨーロッパの門、傾斜角度は15度)


4.懸空寺(中国、山西省の恒山)
h091022_dadong_kenku_08[1]

訪問記は、
http://hamidashirakuen.web.fc2.com/h0910_datong_2_honbun.html


5.オランダ・アムステルダムの「オクラホマ」(高齢者用集合住宅)

6.ギリシア・メテオラの修道院群

7.ロシア・アルハンゲリスクの13階タワー( 世界で最高の木造家屋。13階建)

8.ドイツ・ズールフーゼンの教会(高さ約27.43メートル。傾きは湿気が原因)

9.日本の高過庵(長野県の茅野市)

10.ドイツのリヒテンシュタイン城(今はレストランだそうな)

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0616&f=national_0616_009.shtml



[ 2012/02/26 17:49 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

「片目の猿」道尾秀介著――おとぎ話!

michio_120212_01.jpg




私立探偵の三梨は離れた距離から見えない人物の会話をきくことができるという能力があり、瀕死の重傷を負っても、翌日には平気で活動できる超人的な体を持っている。彼の相棒は将来を予測する才能をもっているし、同じアパートにすむ爺さん、婆さん、子供たちもおんぼろアパートに住むのは不思議なほどのいろいろな能力をもっている。そんな探偵だから、身の回りに起こった殺人事件をとっととっとと解決していく。

世の中にはあり得ない話なんですが、それでも読んでしまうのは、会話や物語の展開がすばらしいからでしょう。絵空事が続き、主人公に都合よく物語がこなされていくので、面白ければよいという読者には、時間をつぶすには最高の小説ではないでしょうか。



[ 2012/02/25 13:31 ] 小説書評 | TB(0) | CM(0)

ロンドンオリンピック サッカー予選 日本対マレーシア――勝ってうれしいが……

soccer_120224_001.jpg




それにしてもヒドイ。低レベルの試合でした。
そのうえ、マレーシアが分をわきまえず、勝とうとしてるんですから。それでも4点しか取れない。マレーシアが実力相応の布陣を敷いて、守りを固められていたらどうなったんだろう。

中盤がゆるゆるなのに、日本は後ろから試合を組み立てられない。相手がプレスをかけると、すぐにロングボールで逃げる。挙句の果てはクロスが不正確。これは目もあてられなかった。予選ではずっとこの調子だったんですが……。J2の方が、サッカーをしている。相手がマレーシアだから勝てたようなものですかね。

安易なサッカーでもアジア予選は突破できるかもしれない。だが、その先をどうするのかな。マレーシア戦のサッカーをしてオリンピックで1勝できるのか。予選で1勝しかできないサッカーは他の国がやればいい。

日本はオリンピックにつなげるサッカーをしてほしかった。パスのスピード、トラップ、ヘッディング、クロスの精度。A代表とは差がありすぎる。U23の代表選手で、A代表に上がれるのはいないんじゃないか。

マスコミもはしゃぎすぎですね。A代表の選手が降格してU23の試合に出て、得点を挙げたからと言って、TVは持ち上げていたがどうかと思う。マレーシアを相手に得点したから凄いことじゃない。当たり前のことだ。





[ 2012/02/24 11:12 ] サッカー | TB(0) | CM(0)

上海、ノルマンディー・アパート、宋慶齢故居など

1月1日。宋慶齢故居の前の淮海中路を歩く。右側に巨大な上海図書館が現れる。その背後にはイギリス総領事館、ドイツ総領事館がある。右側には日本総領事公邸が高い塀に囲まれている。

隣はアメリカ総領事館だ。ここは豊田佐吉の屋敷だったところ。彼の優れているところは、日本人と群れて虹口に住まないで、欧米人たちの中に住宅を造り、住んだことだ。アメリカ総領事館には50メートル間隔で、2人組の中国人の歩哨が立っている。パトカーも駐車している。カメラを取り出して撮影しようとしたら、案の定、警官が走ってきた。いざこざを起こしたくないので、カメラをしまう。ラオスのビエンチャンに行った時、日本大使館の写真を撮ろうとしたら、追いかけられたことを思い出した。

フランス領事館の前をアメリカ総領事館の塀に沿ってあるく。中国人の兵士に睨みつけられているようで、早足になってしまう。やっと衡山路に入り、旧アメリカン・スクール(現704研究所)までくるとほっとする。



写真と続きはホームページで:
http://hamidashirakuen.web.fc2.com/h1201_shang_fre3_honbun.html




ノルマンディー・アパート
h120101_002norman_001.jpg


宋慶齢故居
h120101_003sou_002.jpg


昼食、デザート、八宝飯
h120101_005lunch_008.jpg



[ 2012/02/23 20:18 ] アジア旅行記 | TB(1) | CM(0)

「永利」中華料理、池袋―口に合います!

中華料理で飽きずに訪れるのは、この「永利」です。最初に入ったのは2006年です。

2006年にドイツ・ワールドカップの日本対クロアチア戦を見物にいきました。その時はロンドンのスタンステッド国際空港からLCCでポーランドのクラクフへ。

クラクフから電車に乗って、アウシュビッツへ。そこで日本人ガイドさんに案内してもらったときに2名の日本人と知り合ったのです。それぞれ別行動でドイツに戻り、ニューレンベルグで日本対クロアチアの試合を見物しました。

その人たちと帰国後も連絡を取り合って、サッカー日本代表について話しています。長くなりましたが、いつも「永利」です。

この店は価格もお手ごろだし、店の雰囲気もいいし、なにより美味しいんですね。





eiri_120128_01.jpg





eiri_120128_02.jpg





eiri_120128_03.jpg





eiri_120128_04.jpg




この紅イモが格別でした。
eiri_120128_05.jpg




[ 2012/02/22 18:01 ] レストラン・食堂 | TB(0) | CM(0)

「ランドマーク」吉田修一著(講談社)――難しい!


landmark_120212_01.jpg



ランドマークって、その都市で目印になる建築物っていう意味らしいですね。
ロンドンのビッグ・ベン、パリではエッフェル塔、北京の天安門などをいうそうです。

すると東京に新しくできるスカイ・ツリー。北京のテレビ塔にそっくりさんですが、ランドマークになるんでしょうね。何で、スカイ・ツリーって呼ぶんでしょう。中国では偽北京テレビ塔なんて呼ぶかも知れません。エッフェル塔だって日本語読みでは「塔」とつつましくしているのにねえ。新しい建築物なのにえばってますよね。

今日、散歩した帰りある家の前を歩いていたら、セールスマンと思しき人と奥さんが話していました。門の脇に、「猛犬に注意」ってステッカーが貼ってあるんです。これもランドマークかな、と思いました。

「猛犬」って奥さんなのかなって。だって、奥さんがブルドッグみたいな顔をして、頬をぶるぶるさせて何やら断っている。噛みつきそうです。怖そうでした。逃げましたよ。

犬を連れて歩いているご婦人がたって、犬に似ているんですよね。ブルドッグみたいな犬を連れている女性は、そんな顔をしている。胴長の犬を引きづっている奥方は、妙に脚が短いんです。自然に似たもの同士で一緒になって、「破れ鍋にとじ蓋」ってところでしょうか。


作品は、JR大宮駅前に建築中の高層ビルがテーマです。売りは歪み、捩じれ。
この高層ビルの設計士と現場労働者、それぞれの生活を描きながら、建築中の高層ビルのようにそれぞれの人生が捩じれてゆく過程を描いています。

だが、事件が起こるわけでもなくそれぞれのおかしくも面白くもない人生が毎日過ぎてゆくので、読んでいて苦しいのです。改めて、小説は事件、あるいは展開がないと読者を引きつけられないのだと思いました。

特に、現場労働者が突然、貞操帯をつけるくだりは理解不能になってしまいます。なぜ、貞操帯をつけるのだろうか。若者だから意味不明の行動を取るのが自然かもしれませんが……。頭をかしげているうちに、読み終わってしまったのです。

理解が難しい小説を読むと、多分、ワタシには小説を読む力が足りないのだろうなと思い、落ち込んでしまいました。何ですか? 痩せたスピッツは悩まない、吠えるだけだ、なんて言う人は。キャン、キャン。





[ 2012/02/21 17:01 ] 小説書評 | TB(0) | CM(0)

「コーヒー ホットな競争」朝日新聞(2月18日)――味よりも居心地よい空間を!

ニューヨークのリバーカフェ。対岸はマンハッタン。
h070804_rivercafe_01_20120220164810.jpg



アメリカでコーヒーを飲んでいて快適なのは、清潔であること、客はマナーをわきまえていることが大きいと思います。そういった全体的な空間が、あっ、いいなと感じさせると思います。スタバはもちろん、西海岸のピーツ・コーヒーでも、客は笑顔だし、気持良い態度です。マクドナルドは、置いておきましょう。

日本ですと、綿ぼこりが舞っていたり、ゴミが散乱していたりして、こんなところでお金を払って休まなくちゃいけないのかと、うんざりすることが時々あります。また、長い脚をずうっと伸ばしていたり(こっちは短足だよ、悪かったねえ、お兄ちゃん)、大声で話していたり、隣の椅子に荷物を置き2つのテーブルを占領して使わせなかったり。

「その席あいてます?」
暗に荷物をどけて欲しいと言っても、睨むだけ。すごすごと嫌いな喫煙室でコーヒーをすするしかありません。そんな時、恨めしげにおばさんの置いたバッグをみていると、違うおばさんがやってきて、「空いてる?」と威圧するだけで、バッグを動かすんですね。どんなマジックなんでしょう。マジックではなくてバディか、あるいは声か? つくづく、わが身の貧弱さに涙がでます。

最近、どんどん無駄な肉が落ちちゃうんです。エネルギーを使いすぎるのでしょうか。バーベルを上げすぎるんでしょうか。腹筋を鍛えすぎるんでしょうか。筋だけになってきてるんです。


そうでした。朝日新聞の記事でした。
つまり、味を良くして専門チェーンもファストフードも客を増やそうとしている、そう書いています。味を良くすれば、顧客が増える。これはいままでの経営の間違いですよ。ドトールさん。

顧客が求めるのは、一に清潔感、二に安堵感、三に従業員のテキパキとした動きです。総合するといかに居心地をよくするかです。ラッシャイマセー。山彦挨拶、不要です。


ときどき訪問するコーヒーショップですが、気になったことを書いておきます。

エクセルシオン・カフェ 御成門店

早朝、ここしか空いていないんで使います。
2階の床は綿ほこりが舞っているんです。水置き場の後ろは埃が積もっている。明らかに、何日も掃除をしていない。そんなふうだから、いつも冷めたコーヒーを出すんでしょうね。カフェ・ラテは必ずぬるくなる。悪いことは重なるものです。喫煙席の煙草の煙が、禁煙席にたっぷりと流れてくるんです。

競争相手が現れて欲しいと思います。神谷町で地下鉄を下りて御成門まで歩くので、途中のスターバックス、上島コーヒー。ドトールに入るしかないのかな。


エクセルシオン・カフェ 市ヶ谷駅前には、脚が長い若者が多いので歩くのに苦労します。いかんせんテーブルの数が少ないのに、「テーブルを先に見つけてください」なんて絶望的なことを言う。これは困ります。テーブルを増やすか、一人で四席を占めている客を締め出すのが先でしょう。水を置いてある場所が、いつもびしょびしょ。困っちゃう。

そして、ドトーン・コーヒー。
何よりも、客を並ばせておいて、「お決まりなら、お伺いいたします」だって。馬鹿言うんじゃないよ。注文を決めていないから並んでいたんじゃない。従業員の客をさばくのが鈍いから並んでいたんじゃないか。それを客のせいにするんだから。
「3日前から、決まってます」
若いお姉さんに言ってやりました。
「うちは3日前の製品は廃棄します」だって。
負けました。本当かなあ。クリームが多いケーキを食べると、いつもお腹の調子が悪くなるんですが。それはあんたの胃腸が弱いからだって? 言えますね。



上海、旧フランス租界、オールドハウス散策 ②マーシャル・ハウス、周公館など

12月31日、復興公園への入口にある旧長学良寓所までやってきた。現在は関係のない人物が住んでいるようだ。車庫にあるすごい車から判断すると、ある国の領事が住んでいるらしい。

この後、孫中山寓所を探してうろうろした。交番で尋ねると、孫中山故居を教えてくれる。違うんです。孫中山先生は故居に住む前に、この近くに住んでいたんですよ。こう、中国人に説明しても、そんなことはないと言う。あっちに行って尋ね、また戻る。そのうちに夕方になってしまった。中国人は自国の「革命の父」のことをしっかり学んで欲しいものだ。「犬と中国人は入るべからず」で有名な復興公園は裏。覗いているうちに夜になってしまった。

重慶南路を渡り、とぼとぼと夜の南昌路を歩いて新天地までやってきた。美味しい珈琲を飲んで帰宅しようと思ったからだ。以前、来たときはレトロさに感動したのだが、何度か目になると、レトロのあざとさばかりが目についてしまい、感動しない。



写真と続きはホームページで。
http://hamidashirakuen.web.fc2.com/h1112_shang_fre2_honbun.html





フレンチ・クオーターでの昼食
h111231_14fsanpo_lunch_002.jpg




マーシャル・ハウス。豪邸だなあ。
h111231_15fsanpo_mar_003.jpg




孫先生の故居
h111231_20fsanpo_naka_003.jpg





[ 2012/02/19 17:38 ] アジア旅行記 | TB(0) | CM(0)

「頭がいい人、悪い人の仕事術」ブライアン・トレーシー著(アスコム)――実践テクが抜群にいい

伝説のセールスマン、ブライアン・トレーシーが紹介するモチベーションのあげ方、夢を実現する実践テクです。

読みやすい。つまり、分かりやすい本です。
例えば、「心構えひとつで、先延ばしは克服できる」という章では、
■自分の業務が完成した姿をたえず想像する。
■重要な業務について、期限を決める。
■先延ばしの言い訳はしない。→言い訳というわがままを自分に許してはいけない。
ここで、オリソン・スウェット・マーデン(アメリカ成功哲学の父)の言葉を紹介しています。「集中……それは素晴らしい業績を手にするため、ひとつの目標を持つ人のためにある言葉」

著者は言う。
「仕事ができる人のようにふるまっていれば、やがてそれは現実化する!」
机で椅子にもたれ、姿勢の悪い座り方をしたり、下を向いてグズグズ歩いていたりしている人間が、生産的で情熱的な気分を持ち合わせているだろうか。人間は、心の中の考え方が外面の行動にも現れるものだ。したがって外面から自分のなりたい人間のようにふるまっていれば、自然と心の中も変わっていくのである。

「未来を切り開くための3つの鍵」として、
■日々のプランを立てる。必ず、最も重要な仕事から手をつける。
■個人的な成長に意識を集中させる。成長する努力をする。自分で限界を決めてしまわない限り、なりたいものになるのに制限はない。時間と労力を惜しまず、前もって準備するなら、不可能なものは何もない。……休まず学び、そして成長し続けよう。

ハイアラム・スミス(コンサルティング会社CEO)の言葉:わたしには6人の忠実な召使がいる。彼らはわたしの知りたいことを全て教えてくれた。彼らの名前は、
いつ
どこで
だれが
なにを
なぜ
どのように
である。


重要な仕事、あるいは嫌な仕事から手をつける。これは真実かも。後は実践あるのみです。




最強ラケットおじさん――ヘンな人びと

雨が降っていたので、タクシーを呼んだんです。
運転手はかなり高齢でしたよ。痩せていて、小柄です。ワタシかなとじっとみちゃいました。似ていますが、眉毛が貧相です。自慢じゃないが、ワタシのは立派ですよ。垂れてますからね。
「運転手さん、働きものですね」
出会いの景気づけに挨拶しました。「いくつなんですか?」
「78歳です。ワタシャ、運転が好きでね。運転中に死ねたら本望ですよ」
おいおい。こっちは困ります。まだ60代なんですから。将来があるんです。まだまだ生きたいんです。ミイラでも。やりたいことはないけど。

ひやひやしながら駅に到着しました。生きたまんま、そのまんまです。駅ビルに入るドアを開けます。すると、脇の下をくぐってなかに入っていくおばさんがいます。次の人も。また、次の人も。ありがとう、なんて言われちゃって。違うったら。あんたのためにドアを開けてやっているんじゃないんですから。おー、またおばさんがくぐっていく。
いくら温厚なワタシでもむっとしました。ドアを放します。すると、閉まりますよね。後ろのおばさんは自分でドアを開けなくちゃならない。睨むんです。「おい、ドアマン、ちゃんと持っていろよ」そう言ってるに違いない。
また、ドアを開けました。テイコウしてはいけません。泣く子と、おばさんには勝てないのです

さて、今日は「カフェ・ド・おフランス」でコーヒーです。
ゆるゆるのアメリカンを飲みながら、文庫本を読み始めました。目の前がちかちかします。目を上げると、ラケットが目の前で乱舞してるんです。ちらちらして本が読めません。
「ほら、あっちのテーブルが空いてるよ」
「そこの椅子をもっていきな」 
 バーコード頭のおじさんが、ラケットを指揮棒代わりにして、指示してるんですよ。おばさんたちは嬉々として従っている。ワタシにはドアをもっていろと睨むくせに、自分から動いているんです。ちなみにですよ、わたしの方の眉毛のほうが、ラケットおじさんよりも濃いんですからね。それなのに……。ああ、それなのに。
 テニス教室の帰りなんでしょうか。男性1人。女性5人のグループです。
「椅子が1個たらないねえ」
 おばさんがカフェを見渡します。
「ほら、そこのをもっていけ」
 また、バーコードはまたラケットを振り回します。ワタシの方を指している。おばさんがサービスを受けるような速さでダッシュ。椅子の上に置いてあった袋をテーブルに乗っけて、椅子を運びます。この袋って、実はワタシのなんです。

「今日のお寿司、新鮮だったな」
 ラケットおじさんは枯れ尾花を見渡します。
「そうですね、活き魚料理ですから」
 そうですか、昼食は水槽にいる魚を食べたんですか。豪勢だねえ。
「生きていた魚を食べるのは醍醐味だよ。それまで呼吸していたんだもの、新鮮だよ」
 ワタシ、眉毛をピンと上げました。つかつかと近寄ります。
「違うんじゃないですか」
 ラケットおじさんも枯れ尾花もミイラに視線を当てます。
「あんたたち、呼吸しているけど、ちっとも新鮮じゃないでしょうに」
「何を、俺たちだってな、今は枯れてるけど、昔は生き生きしてたんだ」
「水槽の中でかい? ラケット頭が!」
「なんだ、ラケット頭って」
「髪だよ。ガットみたいにスカスカじゃないか。だからラケット頭だろうに」
「くそっ、お前のような痩せたミイラがコーヒーを飲んでいられるのも、俺たちが日本の繁栄の礎をつくったからだぞ」
 ふん。
「首都をワシントンに置いて、農場を中国に、美術館をパリに、刑務所だけは日本に置いた国にかい」




[ 2012/02/17 17:30 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

やまや(煮込み)、浅草煮込み通り

浅草の煮込み通りは足早に通り過ぎてしまうのだが、今日ばかりは入ってみた。
韓国風の牛筋煮込み、マッカッカの芥子だが辛くもなく、筋は柔らかく、最高の味だった。



「やまや」は、浅草2-5-1


抜群の美味さ!
yamaya_120214_04.jpg





yamaya_120214_01.jpg





こんな店です。
yamaya_120214_02.jpg




場所は、ここです。
yamaya_120214_07.jpg







[ 2012/02/16 17:33 ] レストラン・食堂 | TB(0) | CM(0)

「禿鷹の夜」逢坂剛(文藝春秋)――強烈キャラ

hagetaka_120204_01.jpg



刑事が主人公でありながら、警察を描かない。ヤクザ世界のシマ荒らしを書いている。主人公の刑事はヤクザにくっついているワル。弱いものを徹底的にくじき、強いものからはアブク銭を取る。

渋谷を縄張りとするヤクザと南米から進出してきた新興ヤクザとの抗争。その端緒がハードボイルドタッチで延々と描かれていく。主人公はワル刑事。刑事なのに、暴力と金が大好き。最後には、その刑事が新興ヤクザをぶっ潰すという物語。

主人公が悪という小説はとことんキャラクターを過激にしないと物語が展開しないんでしょうね。刑事でワル、法律なんて糞食らえなんて、他の小説にあるんでしょうか。また、集団を描写するのは難しいですね。小説として結末をつけなければならないので、物語を個人に落としこんでいく。そうすると、集団を描いていてはいられなくなる。個人の動きを情緒を抜きにして、ドライに描写し続ける難しさを感じました。色恋沙汰を描いた小説はいくらでもありますからね。

この小説は、そんな難点を簡単にクリアーしていて、激しくも楽しい小説です。





[ 2012/02/16 16:13 ] 小説書評 | TB(0) | CM(0)

上海、旧フランス租界、オールドハウス散策、①三鑫公司、レイ・ジョセフ邸など

12月31日。
この日、最初の訪問は三鑫公司。
当時の上海で麻薬取引を行う総本部だったところ。蒋介石もここに現れたらしい。現在はホテルとなっている。フロントで訊ねてみると、1泊2万円程度でした。

次は、東正教会。三鑫公司と道路を挟んで反対側にある。白系ロシア人が建てた教会で、現在は使われていない。この一角は、本当に中国なのかと不思議に思う異界の世界だ。目を転ずれば、リヤカーで荷物を運ぶ中国人がいるし、花屋で選んでいる裕福そうな中国人もいる。やはり中国だ。ここでお茶するのもいい。

東正教会から新東路を5分ほど歩く。四つ角に突き当たると、左に入り東湖路が現れる。そこが杜月笙別邸で、黒社会のドンが愛人と住むために建築したビル。庭も広大だ。



続きと写真はホームページへ。
http://hamidashirakuen.web.fc2.com/h1112_shang_fre1_honbun.html





東正教会
h111231_04fsanpo_kyokai_001.jpg




レイ・ジョセフ邸、文革中は4人組の王洪文が使っていた。
h111231_06fsanpo_josef_006.jpg



旧フランス租界の風景
h111231_13fsanpo_birei_003.jpg







[ 2012/02/15 16:30 ] アジア旅行記 | TB(1) | CM(0)

龍圓(中華料理)、浅草

気になっていた浅草、龍圓に、突入。
素晴らしい味を堪能しました。
このほか、焼き飯を注文


ryuen_120214_08.jpg



ryuen_120214_02.jpg




ryuen_120214_03.jpg




ryuen_120214_05.jpg




ryuen_120214_06.jpg




ryuen_120214_07.jpg


場所は、西浅草3-1-9(ビューホテルの通りです)
つくばエクスプレス A2出口をあがると、すぐ。



[ 2012/02/14 17:27 ] レストラン・食堂 | TB(0) | CM(0)

「世界 十大醜悪建築物」―あなたは幾つ見た?

CNNのウェブサイトで「世界十大醜悪建築物」が発表されました。

第1位は北朝鮮のリュギョン(柳京)ホテル
1989年に着工、20年近く雨ざらし。2008年に工事を再開し、2012年4月の開業を目指しています。



h0405_py_military_300_4_20120213175419.jpg

北朝鮮ピョンヤンのリュギョン(柳京)ホテルをアップした旅行記は:
http://hamidashirakuen.web.fc2.com/h0405_py_army_honbun.html



第2位は、ドバイのアトランティス・ホテル
第3位は、ブカレストにあるルーマニアの国会議事堂
第4位は、プラハにあるZizkov Television Tower
第5位は、シアトルにあるExperience Music Project

第6位は、ハノイのホー・チ・ミン廟

h0903_hanoi1_300_5_20120213175418.jpg

ホーチミン廟への長い列、へとへとだった旅行記は:
http://hamidashirakuen.web.fc2.com/h0903_hanoi1to2_honbun.html




第7位は、リバプールにあるMetropolitan Cathedral
第8位は、ポートランドにあるThe Portland Building

第9位は、瀋陽の遼寧方円大厦

h1010_shenyan_01.jpg

瀋陽への旅行記は:
http://hamidashirakuen.web.fc2.com/h1009_shinyo_train_honbun.html



第10位は、リオデジャネイロにあるPetrobras Headquarters



ニュースソース:
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=57745



[ 2012/02/13 18:12 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

「北朝鮮を見よ!」諸君! 2月臨時増刊号―金正日の死亡は発表どおりか?

shokun_120208_01.jpg





北朝鮮は、12月19日、公式報道で「17日に金総書記が死亡した」と世界に向かって告げた。北朝鮮の日ごろの報道ぶりから、死亡は事実らしいが、日時、原因、場所についてはクエスチョン・マークがつく。

日本のマスコミは、金正日後の北朝鮮についてかしましい。だが、言っているのは同じ。「とりあえず安定、だが将来は……?」。思うに、金正日の死に方によって北朝鮮の将来が予測できると思うのだが、死に方を報じたマスコミはほとんどない。

それでは、妄想を逞しくして、公開された情報から、「死に方」を読み解いてみよう。つまり、17日から19日までの日本、中国、韓国、アメリカの情報機関、政府の動きを、時系列でまとめてみると、死に方も浮かび上がってくるのではないか。

12月16日  夜    金正日死亡、平壌郊外の特閣で死亡(某北朝鮮専門家)
12月17日08時30分 金正日が死亡(北朝鮮の公式発表、19日正午)
      09時ころ  38度線西海岸で北朝鮮「おかしな動き」(週朝12.1.6)
      12時    中朝国境、北朝鮮側で警備兵の数が急激に増加。
北朝鮮への携帯電話不通(諸君、12.2)
午後    瀋陽軍区、第2級警戒態勢に入る(諸君、12.2) 
夜     在平壌中国大使、金正日死亡の通告を受ける(日本及び韓国の多くの報道)
       野田首相、韓国の李明博大統領と、京都で夕食会(首相動静)
12月18日 午前    野田首相、李明博大統領と首脳会談、京都(首相動静)
       午後    野田首相、東京へ戻る。16:39公邸(首相動静)
       夜     在平壌中国大使に北朝鮮外交部が金正日死亡の通告(諸君、12.2) 
20時   金正日死亡情報が平壌、中国大使館から北京へ。党政治局常務委員へ口頭
などで連絡(諸君、12.2) 
23時   胡均濤国家主席の執務室で、温首相を除く党政治局常務委員が対応協議
(諸君、12.2)
12月19日05時45分 米軍嘉手納基地から電子偵察機が北朝鮮方面へ発進(週刊朝日、12.1.6)
      10時 過ぎ 北朝鮮、「特別放送」を正午に放送すると予告
             政府、マスコミは特別な対応を取らず(複数の記者)
             野田首相、千葉日報社のインタビューを受ける(首相動静)
      12時    野田首相、街頭演説に出発(首相動静)
      12時09分 野田首相、官邸に戻る

つまり、金正日死亡直後、北朝鮮指導部は落ち着いていた。中国は対応に苦慮した。日本、韓国はノー天気にしていた。なぜ北朝鮮は落ち着いていたのか。死が予測されたことだからか、あるいは、黒幕(実際の権力者)が金正日を殺したからか。

金正日死亡後、新聞、週刊誌、雑誌の順に朝鮮の将来について弁じている。過去記事を煎じて掲載したような記事が多い中で、「諸君! 2月号 北朝鮮を見よ!」は充実していた。

内容は、
「中南海が震えた日」富坂聰―エキサイティングな情報満載
「「金正恩よ、お前は何者か」李相鉄―北朝鮮の人々は何を考えているのか
「金正男氏との7年間」五味洋治―旬な記者の……
「この目で見た金正日の素顔」飯島薫
―メシが喉を通らなかった小泉総理、たらふく食った外務官僚
「宮塚利雄グッズ」―北で人気の人造肉って、グロテスクだ





上海、外灘から福州路を歩く

12月30日、外灘から福州路を歩き、江西中路まできた。息を飲んでしまう。外灘を一歩入ると、奥は貧しい家が並んでいるのかと想像していたが、威風堂々たる高層ビルが並んでいる。体をぐるぐる回して、列強が建築した建物をみた。壮観だ。

四つ角に、メトロポール・ホテル(現在は新城飯店)、ハミルトン・ハウス(福州大楼)、アメリカ総領事館(中国通商銀行大楼)、警察署がある。1930年代のアール・デコ建築の同じような建物が四つ角を囲んでいる。アメリカの領土みたいなところだったのか。

河南中路から振り返ると、旧メトロポール・ホテルなどの堂々たる建築物が夕日を浴びている。アメリカン・クラブ(アメリカ商工会議所)、現在は高法大楼があり、は印刷局、中華書局などもある。お役所が集まっていた地域なのか。




続きと写真はホームページ「福州路、外灘のビジネス街から人民公園の娼館跡まで」へ
http://hamidashirakuen.web.fc2.com/h1112_shang_fuku_honbun.html




福州路が江西中路と交差する四つ角。アメリカの威容が残る。
h111230_fuku_3fuku_002.jpg




上海っ子の愛する「老正興」
h111230_fuku_6fuku_002.jpg




南京東路にて。中国人は子供のときからポーズが抜群
h111230_fuku_8nankin_009.jpg



[ 2012/02/11 18:11 ] アジア旅行記 | TB(0) | CM(0)

「独裁者たちへ!!」名越健郎編訳(講談社)―思わずクスクス、ワッハッハ

ロシアの小話が満載されています。

ブレジネフ書記長がある日、精神病院を視察した。
入院患者たちはそろって「偉大な指導者・ブレジネフ同志」の大合唱で出迎えた。
どころが、一人だけ歌おうともしない患者がいた。
不審に思ったブレジネフが医師にたずねた。
「あの男はなぜ歌わない。よほど重症なのかね」
「いた、あの男は完治して、もうすぐ退院するのです」


ソ連の外交官がパリの売春宿を訪れ、ひとりを指名して部屋に入った。
しばらくして、「それだけはやめて、お願い」という売春婦の叫び声がとどろいた。
マダムが驚いて部屋に入り、売春婦を説得した。
「顧客の要望はすべて応じなければだめよ」
「だってこの人、ルーブルで払いたいというんですもの」



電車の中でくすくすと、家でワハハ、ヒヒヒ。これら459作品は場所を日本に代えれば、そのまま通用するのも多いです。ちょっと疲れたとき、気分が重いときに一読あれ。



ありそうでなさそう――「グラスホッパー」伊坂幸太郎著(角川書店)

「押し屋」、「自殺屋」、■■屋という言葉がつけてあるので、これを飯の種にしている人たちがいるのでしょう。「道路に押し出して、車に轢かせる」、「自殺を装って殺させる」。ありそうでなさそうな話です。

3人の殺し屋を章に分け、それぞれを一人称で書いています。殺される方は、何で自分が?
そんな感じで、読者にも殺されなければいけない理由なんてほとんど提示されぬまま、殺
しだけが次から次へと起こっていきます。だから、途中で投げ出したくことがありました。
あまり深く考えずに、軽く読んでいく小説なんでしょうね。

車にひき殺される場面は迫力満点です。死体がヘンな風にひん曲がって、ボンネットに落
ちてくる。そうかもしれません。実は、この小説を読むのは2度目。ひき殺される場面が
詳細なので再読したわけです。

一気に読める小説ではないし、「殺人」をゲーム的に描いているので、嫌悪感をもつ読者も
いるかもしれません。でも、読まれているんですね。



[ 2012/02/09 16:37 ] 小説書評 | TB(0) | CM(0)

マイフェアレディおばさんの午睡―「金正恩の北朝鮮」早稲田大学アジア研究機構主催シンポジウム

6日(月曜日)、日本プレスセンタービルの9階で、シンポジウムが始まる時刻になりました。司会の重村智計さんが先に話し始めたんです。

ひとりの黒い帽子を被ったおばさんがやってきました。映画のマイフェアレディがありますよね。ヘップバーンが被っていた帽子、それを黒くしたようなものを被っているんです。肩で風を切ってね。でも女性ですから大またではありません。辺りを睥睨して、前から2列目に空いていた椅子に腰をかけました。

隣の恰幅のいい男性に何やら呟いています。場所柄、出版か報道のヒトみたいです。150人ほどで満員の会場でした。パネリストたちが入ってきました。後ろはガラス張り。日比谷公園の森があり、右手には帝国ホテルの高層階がみえます。いい景色です。それに重村さんの声が呟き声です。

さて、始まりました。
パネリストは小声です。金日成が1994年7月に死亡したとき、北朝鮮専門家は次の世紀まで金正日の北朝鮮はもたないと言ったんですよね。崩壊しないと言ったのは、防衛庁の武貞さんだけでした。その後、司会の重村さんなんか、金正日ダブル説まで唱えたんですから。

自信がないんでしょう。小さな声で、北朝鮮はしばらくこのまま続くと、それぞれの考えを述べます。ささやき声に導かれ、マイフェアレディおばさんは眠ってしまったのです。黒く、つばが広い帽子。気持ちがいいんでしょう。隣の男性によりかかりそうになります。すると、元に戻る。その繰り返しです。涎がでているかどうかは分かりません。こっちは後ろの方に腰を下ろしているんですから。会場の視線はおばさんに集まります。いつ、隣の男性に頭を乗っけるのだろうか。パネリストの話なんか聞いていませんよ。

司会者は休憩を宣言しました。賢明です。会場はおばさんに集中しているんですから。すると、おばさんは目を覚ましたのです。しゃきっと背を伸ばし、ハデハデな服を伸ばします。オオヨウな風情で、イチバン前の椅子に移ってしまいました。今度はイチバン前で眠るのかい。パネリストも困るだろうな。化粧のまだらが見えちゃう。でも、注意したら怖そうだぞー。マイクを奪われて、パフォーマンスされるぞー。ラッシャー木村みたいに。

質問の時間になり、ワタシも愚問を発しました。だって、質問者は大手出版会社だの、新聞社だのと所属を自慢するが、質問の内容が明解じゃない。パネリストも北朝鮮の将来については当たり障りのないことばかり言うんですから。そのうえ、10年、20年、30年前に北朝鮮に入国したことや入国拒否にあったのを自慢するのですから。こっちは何度も入国拒否されてるベテランだ。

とうとう、業を煮やしたマイフェアレディおばさんが立ち上がりました。目を覚ましたんです。
「下世話な質問ですが、喜び組みの女性たちはどうなったんですか? 正恩になっても、宴会をやっているの?」

確かに、下世話です。想像力を働かせればお分かりになることです。しかし、パネリストは正直です。「分かりません」と。彼らは喜び組みと遊んだことがないのですから、答えられません。そんなこと、なんでワタシに聞かないのと言いたくなりました。なにせ、喜び組マニアなんですから。

このシンポジウムを聞いて、「正恩は正日とは血がつながっていないんじゃないか」と思いました。顔つき、体からみると、金正日よりも、金日成の子供と言った風情です。ここに写真を掲載しますね。先ず金正恩、次に、母親と云われている人物。祖父と云われている人物です。祖父は日本で一世風靡した「大同山」だぞ。彼らに似てますか? 似てないですよね。金日成の子供を連れてきて、後継者に仕立て上げたんじゃないですか。韓国の情報機関は金正日の子供だと言ってるそうですが。


kimjonnan_01.jpg




kimjonnan_03.jpg





kimjonnan_02.jpg






あっ、肝心なシンポジウムの概要を書いておきます。

2012年2月6日(月)14:00~17:00
パネリスト;
五味洋治(東京新聞 「父・金正日と私 金正男独占告白」でブレーク中)
恵谷 治(詳細な軍事情報収集に基づいた分析で活躍中)
徐 義東(京郷新聞東京支局長)
古田博司(筑波大学大学院教授、産経新聞に多くの寄稿あり)
重村智計(金正日ダブル説を唱えたが……)
(カッコ内の肩書きは、投稿子の偏見に基づいて記しました。)

五味氏の発言(気になった部分のみ記載)
■金正男の正恩感
①準備期間が短く経験不足
②北朝鮮人民は、心のナカで正恩を簡単には受け入れない。
③軍をコントロールできるか、未知数
■北朝鮮の指導者たちは、不安定化と自らの利益を守るために、当面は結束を保つ。

恵谷氏の発言(気になった部分のみ記載)
■葬儀の3時間の中継をみると、「統一通り」と「ピョンヤン体育館前」で約35秒の混乱
 人が押し寄せ、兵士が押し返している。極めて珍しい映像。
■1月の正恩の動静
 15回行ったが、そのうちの7回は軍関係視察。そのうち5回は軍の後見人同行せず。

古田氏の発言(気になった部分のみ記載)
■世襲はうまくいく。正恩はおみこし。次は、中距離ミサイルの完成を目指す。




[ 2012/02/08 18:50 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

上海、ユダヤ人ゲットー、リトル・ウィーンに分け入る

12月29日。
地下鉄駅から舟山路まで歩いた。ここにナチスから逃れて異国で暮らしていたユダヤ人がいたのかと目を閉じてみる。彼らはパンを焼き、花を飾り、映画をみ、ダンスを踊り、映画をみて……だが、生活の糧はどうやって得ていたのだろうか。

ちょうど白人青年がいて、建物の写真を撮っていた。彼らにとっては訪れなくてはならない地区なんだろう。建物の前の道路が2車線ほど。建物が巨大すぎて、カメラに収まり切れない。アングルを求めて歩き始める。ノスタルジアを味わいたいのだが、エアコンの室外機がやたら多い。上海の湿気を乗り切るには必需品なのか。

ハイムに沿って歩いていくと、道路に突き当たる。そこにも巨大なハイムが現れた。こちらの方がよく保存されている。ユダヤ人が愛したカフェの跡を探す。看板がないかとじっと目を凝らす。だが、レンガ造りの建物のどこにあるのだろう。みつからない。「ウィーン・カフェ」という店があったはずなのに。




写真と続き「上海ゲットー、リトル・ウィーンに分け入る」はホームページで。
http://hamidashirakuen.web.fc2.com/h1112_shang_wien_honbun.html




リトル・ウィーンにて
h111229_wien_10.jpg




ここもリトル・ウィーンの一角
h111229_wien_12.jpg




ユダヤ人教会だったところ。現在は記念館となっている。
h111229_yudaya_02.jpg


[ 2012/02/07 16:53 ] アジア旅行記 | TB(0) | CM(0)

最強のタイ料理―ティーヌン(タイ料理)銀座

5年くらい前に働いていたタイ人のウエイトレスさんがいて、再会を喜びあった。
結婚して一度やめたんだけれど、仕事を頼まれて……料理人も戻ってきているよ。
なるほど、ちょっと太目のおばさんも調理場にいた。



野菜炒め
tynun_120115_01.jpg




鶏肉とカシューナッツ炒め。美味しいのでもう一皿注文。
tynun_120115_02.jpg




グリーン・カレー
tynun_120115_03.jpg




デザート
tynun_120115_04.jpg



このほかに、トムヤンクンを注文した。
場所は「銀座5の地下1階」
いつも若い人たちでいっぱいの店です。



[ 2012/02/06 16:28 ] レストラン・食堂 | TB(0) | CM(0)

シリアに勝つには、まず、コンディションつくりから――ロンドンオリンピック予選、サッカー、日本対シリア

TV観戦ですが、負けて残念。
でも、負けるして負けた試合だった。

日本選手はオリンピックに出場が決定した後の消化試合ようなプレイだったし、シリアの選手はオリンピック出場を賭けたようなぎらぎらしたプレイだった。これは多分に、選手たちのコンデショニングがうまくいかなかったこともあるんでしょうね。体のキレがよかったのは、山田と東。GKは体調が悪かったようだ。

グランドの状態を考えた末の選択なのでしょうが、パス回しをせず、キック1発で労せずして得点しようとした日本に対して、バックからのビルドアップで得点をねらっていくという、サッカーの基本に忠実だったシリア。その差が、最後に出てしまった。

日本の課題は誰かが得点を取るだろうと他人任せになって相手に押し込まれる。この課題が、今回の試合でも解消されなかった。シリアは日本のこの点を知り抜いていたように感じました。

特に、日本の右は守備もシリアに負けていたし、攻撃でも力をはっきできなかった。また中盤の底もボールをキープする回数が少なかったし、パスが通らなかったと思います。これでは勝つのが難しいです。

22日のマレーシア戦までに、体つくりと気持ちのビルドアップが必要だと思います。



[ 2012/02/05 23:37 ] サッカー | TB(-) | CM(0)

圧巻、止まらない――「13階段」高野和明著(講談社)


13kaidan_120123_03.jpg



米原万理さんの著作、「打ちのめされるようなすごい本」(文春文庫)に、「読み始めたら、止まらなくなった」、と書かれていました。確かにそのとおりでした。寝ないで読んでしまいました。

刑務官が死刑囚の無実を晴らす物語です。読んでいくうちに、無実は晴らされると予測できるのですが、それじゃ犯人は誰なんだと。どんでん返しに次ぐ、どんでん返し。落ち着いた文章で書いています。

今ブレークしている、「ジェノサイド」の著者。この作品は江戸川乱歩賞受賞作ですから、著者の出世作です。死刑制度について、作者の考え方がわかりやすく書かれていますし、構成、つまり展開力や文章の冴えが素晴らしすぎて、読ませていただいて参りましたと頭を下げました。

圧巻は、死刑が執行される描写です。犯罪人よりも執行する人間の内面をこれでもかと執拗に描いています。くどくなるところですが、難なく読み進められます。





[ 2012/02/05 17:06 ] 小説書評 | TB(0) | CM(0)

金正日死亡を掴んでいた北京の外交官、マスコミ――「北朝鮮と解放 もうスマホを手放せない」(記者有論 峯村健司 朝日新聞 2012.2.4) 

今年に入ってから、峯村記者は中国軍関係の優れた記事(下記参照)を書いている。
「中国軍解剖 南シナ海聖域化せよ、潜水艦の巨大基地 臨戦態勢」(2012年1月25日)
「中国軍解剖 米軍を近づけるな 無人機開発 近海監視へ急ぐ」(2012年1月23日)

2月4日の峯村記者の記事は直裁ではないが、遠まわしに総理官邸、情報関係部局の昼行灯ぶりを非難している。

記事は、金正日死亡のニュースを引き合いに出して、ピョンヤンではスマホの売れ行きがよいこと、アメリカからは自動車メーカーの視察団が訪問したこと、アメリカ資本のハンバーガーや香港資本のホテルチェーンが出店準備を始めていることを述べている。

問題は、金正日総書記死亡に関する記事だ。
書き出しは、「北朝鮮の金正日総書記死亡の第一報をどうつかむか。北京の特派員や大使館員の関心はその一点に集中していた」とある。

平たく言えば、北京のその筋では金正日死亡は噂、あるいは確実な情報として流されていて、北朝鮮の公式な第一報をどう掴むかに腐心していたということになる。ということは、在北京の大使館員、特派員は死亡情報を入手していたが、確実な情報ではないと判断し上部に上げなかったか、上げたが、日本の官邸、マスコミは握りつぶしたかだ。

死亡したという噂を得たから、念のため「米国の衛星は金正書記の特別列車を追い続けた」のだろう。しかし、特別列車は何編成あって、そのうち何本が動いていたのか、動かなかったのかは書いていない。その上、衛星が把握した状況は日本の情報機関には伝わっていなかったらしい。だって、総理大臣は街頭演説に出発しちゃったのだから。

ここで、記事は転回する。「北朝鮮で携帯電話事業を展開しているエジプトのオラスコム・テレコム社の通話料が、金総書記が死亡したとされる12月17日から、突然、増えた」と書いている。17日に通話量を確認したのか、後になって確認したのか、この記事からは定かではない。

歯にモノが挟まったような記事だ。言いたいことをはっきりと書けばいいのに。読者が知りたいのは、金正日はどのようにして死亡したのか。殺されたのではないのか。死んだという情報や噂を誰が、いつ、どのように入手したのかということだ。

好漢、峯村記者らしからぬ記事だ。いつものように明解な歯切れのよい記事はどこに行ってしまったのか。編集で手を入れすぎて、記事をぐちゃぐちゃにしたのでなければいいが。



恋する路地メシ――上海、虹口、横浜路

12月30日。
前日、この路地を歩いたとき、朝食はここで摂ろうと決めた。屋台から上がる暖かそうな蒸気。通勤者は足を止め、饅頭を買って歩きながら食べる。なんとも美味しそうだ。仲間に入れてもらいたい。東横浜路をもう一度、歩いてみた。

先ずは、饅頭。饅頭屋の親父さんはいかつい顔をして、にこりともしない。饅頭を買おうとすると、怒られそうだ。野菜とあん。2個、買ってみた。2.4元だった。熱くて、フーフー言いながら食べる。




h111230_asa_01.jpg



路地メシの続き、金子光晴が住んだ余慶坊、日本軍慰安所跡はホームページ「異国の街で! 海外旅行の記憶」へ:




h111230_asa_09.jpg





h111230_asa_14.jpg




[ 2012/02/04 19:58 ] アジア旅行記 | TB(0) | CM(0)

戦わなくっちゃ、と著者は言う――「きっと、よくなる!」本田健著(サンマーク出版)

毎日を楽しく過ごしたいなと思ったことがあります。こんなことを決めました。合わない人には合わせない。嫌な人には接近しない。静かに離れる。生来の控えめな性格に反して、無理に明るく、無理に楽しく振舞わない。

当たり前のことですが、実行するのが難しい。合わないひととは上手くやりすごしたいし、嫌な人とはよく遭遇する。いい人にみられたいので、いつも相手を気にしている。つまり、自信がないんですね。

この本にはいいことが書いてあります。
「人生にはね、試練は必ずやってくるの。それに負けるか、打ち勝つかで、人生が決まるのよ。あなたに準備ができていない試練は絶対にこないわ。いいから、行ってらっしゃい」
初めての講演にこのように激励してくれた友人。終了したあとは、「試練がやってくるのはね、あなたを大きくさせるためだと思うのよ。そして、試練に打ち勝ったときには、必ずご褒美がくるものなのよ」と。

このときのご褒美は、勇気と自信でした。そんなときも恐れず、問題にぶつかっていく勇気と自信を得たように思います。

こんな風に生きるといいそうです。
■「一瞬一瞬、人生を楽しもう」と決める。――自分が楽しいと感じることを中心にして生きる。「どんなことでも楽しむ」という態度で生きられれば、幸せな人の仲間入りをしたといえるでしょう。

■「言い訳をしない」と宣言する。――言い訳をし始めると、段々、自分の力を失って、弱くなってしまいます。できない理由を探し出し、正当化するのが、言い訳の本質だからです。

■十年後の自分からアドバイスをもらう。

■時間は命、安売りはしない。

■セルフイメージを書き換える。――自信のない人は、自信なさげに振舞います。何をやってもできると信じているひとは、そんなオーラを発しています。

■すべてはよくなるようにできている。――死ぬような悩みも、十年たつとほとんどの人は覚えていない。

頷いた部分を抜書きしてみました。






カレンダー
01 | 2012/02 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 - - -
プロフィール

ピース

Author:ピース
海外旅行(路地裏、秘境チックなところ)、読書、レストラン探訪を中心に記事をアップしています。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

来客