外務省に大臣として田中真紀子さんがおられたころの書かれた本である。当時は、スキャンダルで外務省は機能不全と言われていた。
「霞ヶ関のエリート・外務官僚の生態とは?」という章があるが、実態は今も変っていないのではないか。また、機密費は当時の予算額が約56億円だと言うから、スゴイ。このカネは投資効果も検証された形跡はないらしい。
この他には在外公館の豪華さ、ノンキャリアとキャリアとの身分の違いなど、興味深い事例が書かれている。
米朝接近の動きを米国からしらされない日本、北朝鮮のテポドン発射を事前に予知できない日本など、構造的な問題も指摘されている。
こういう本を読むと、子供には東京大学に入学し、官僚になりなさい、という親も出てくるのだろうな。