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辺利 未来

辺利 未来

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オビに「あの女、絶対ヤッとるぞ! この町のどこか、夜ごと語られるは彼女にまつわる黒い噂」とくれば、買わないわけにはいかない。だって、「ヤッとる」って、何か食欲をそそるし、サッカーが上手いという感じがするじゃありませんか。ガンバ大阪の遠藤保仁選手のファンだもん。彼のニックネームは「ヤット」。


主人公は「噂の女」。彼女を取り巻く同級生、同僚、客、刑事、政治家秘書たちの目を通して「噂の女」の実像に迫ってゆく。作者は、若い世代、老年をおちょくり、警察署を誇大に描写する。


ここで著者の真価が発揮されるのです。実名で登場する「東京スカイツリー」を評価する。つまりお役所など反撃を受けない組織を攻撃し、きっちり落とし前をつける会社には迎合する。ワタシみたいに「弱きをくじき、強きを助ける」。意見が合います。


すると、この小説は文明批評なのか? あるいは、東武鉄道のよいしょなのか? そこらのいいかげんさが面白く描かれています。読んでいて、ひとりにやにやしてしまう小説です。










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藍色  

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2016/07/05 (Tue) 12:39 | EDIT | REPLY |   

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  •  「噂の女」奥田英朗
  • 「侮ったら、それが恐ろしい女で」。高校までは、ごく地味。短大時代に潜在能力を開花させる。手練手管と肉体を使い、事務員を振り出しに玉の輿婚をなしとげ、高級クラブのママにまでのし上がった、糸井美幸。彼女の道行きにはいつも黒い噂がつきまとい―。その街では毎夜、男女の愛と欲望が渦巻いていた。ダークネスと悲哀、笑いが弾ける、ノンストップ・エンタテインメント! 中古車販売店の事務員、雀荘のバイト、高...
  • 2016.07.05 (Tue) 12:17 | 粋な提案