「最後の授業 ぼくの命があるうちに」ランディ・パウシュ著

2018/ 04/ 06
                 

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昨年の7月NHKで「最後の講義 ランディ・パウシュ教授」が放送されました。
アメリカでは「最後の講義」というのが行われているそうです。きっかけは、今から10年前、カーネギーメロン大学のランディ・パウシュ教授が行った「最後の講義」です。

当時47歳のパウシュ氏はディズニー3Dの生みの親として名を成していました。カーネギーネロン大学で教授をしていましたが、膵臓がんで余命半年と診断されていた中での講義となりました。2008年7月に亡くなっています。

NHKの番組を見てから半年。
自分自身の生き方を振り返るとき、パウシュ教授の「最後の講義」の番組で聴いた言葉の片言が記憶に残ります。

パウシュが博士課程で学んでいたころ、母親にどれほど試験が難しいのか愚痴をこぼした。母はパウシュの腕を叩いて言う。「あなたの気持ちはよくわかるわ。でもね、覚えておきなさい。お父さんは今のあなたの歳のころ、ドイツ軍と戦っていたのよ」

両親は子供のために笑顔を見せながら、その裏では歯を食いしばって教育し、生活してきたのか。自分に置き換えると、親に孝養をつくせなかったことや、やくざな振る舞いに、悔恨の涙があふれてきます。

氏の「最後の講義」はユーチューブでも「最後の授業」というタイトルで見ることができます。ユーチューブをあえて避け、本を読んでみました。画面だと展開が速すぎて、講義に合わせて自分を振り返る時間がない。本なら、自分のペースで考え、涙を拭き、ついでに貧乏揺すりもできる。

本書の内容は「最後の授業」のキイワードをまとめ、教授の家族に対する気持ちが加えられています。

投稿氏が今回の読書で参考になったのは次のような言葉でした。
「(パウシュは散かし屋。妻はそれが不満。心理療法士は次のような助言をする。)あまり大切でないことでいがみ合うのはやめたほうがいい」
「(パウシュの時間管理術)時間をお金と同じように管理する。計画はいつでも変えられるが、計画がなければ変えることもできない。(あなたが今、掛けようとしている)電話は本当に必要か」
「格好よくあるより、まじめであれ。格好いいのは一時的だが。まじめは長続きする」
「不満を口にしない」
「他人の考えを気にしすぎない」
「人のいちばんいいところを見つける」
「最初のペンギンになる」

ここまできたきて、本書は、夢をどのように実現させるかという内容でないことがお分かりになったと思います。「人生をどのように生きるかという話をしたのです。人生を正しく生きれば、運命は自分で動き出します。夢のほうから、きみたちのところにやってくるのです」

いい本です。
人生をどのように生きるかを考えさせてくれます。悩んだとき、日常に埋没していると感じたとき、ページをめくって、考える。そんな本です。

いかに死ぬか……「死すべき定め 死にゆく人に何ができるか」アトゥール・ガワンデ著も読んでおいた方がいい。
http://hamidashirakuen.blog36.fc2.com/blog-entry-4157.html


海外旅行記はHP「海外を旅してみたら、こうだった!」にアップしています。
http://ikokuno.web.fc2.com/







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