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「いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画」 原田マハ著


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美術館のキュレーターを務めたことのある著者、原田マハは「楽園のカンヴァス」で山本周五郎賞、このほか「ジヴェルニーの食卓」など名画を主題にした重いテーマを軽い随筆風の小説に仕上げるのがうまい作家です。

著者の「ジヴェルニーの食卓」読書日記は:
http://hamidashirakuen.blog36.fc2.com/blog-entry-3097.html


著者の「楽園のカンヴァス」読書日記は:
http://hamidashirakuen.blog36.fc2.com/blog-entry-2852.html


著者は、生きているうちに見るべき名画、26点について語っています。
なぜ、生きているうちに見るべき名画が、26点なのか? なぜルーブル美術館で展示されている有名な美術品は見るべきではないのか? そんな下世話なかんぐりは置いておくことにしましょう。著者の好みで選んだようですから。

紹介されているのは、
パブロ・ピカソ、「アヴィニヨンの娘たち」、
サンドロ・ボッティチェリ「プリマヴェーラ」
レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」
ポール・セザンヌ「セザンヌ夫人」
クロード・モネ「睡蓮」
フィンセント・ファン・ゴッホ「星月夜」
ヨハネス・フェルメール「真珠の耳飾りの少女」
エドヴァルド・ムンク「叫び」
などです。

これらの名画にまつわる著者自身の思いや関わりを描いておられます。ですから、読者それぞれに「生きているうちに見るべき名画」があるのでしょう。

この本を読んでから名画を見れば、あの時みた名画の数々に魅了されたかもしれないと思うと、今になってこの本を手に取ったのが残念でもあります。ただ、いつもの著者の文書はいつも舌足らずのところがあって、もっと著者の気持ちを書いてほしいと思う箇所が多いのです。「ほとんど突き動かされるようにしてそのカレンダーを買った」と書かれても、名画で突き動かされた気持ちを書いてくれたないと、読者は消化不良になります。

名画を見たいが、美術館は騒々しい。
いちまいの絵の前での大声で感想を述べあう方たち、私の肩を突っついて前に出ようとする方、そんな人々の間で右往左往するのが嫌で美術館から遠ざかっている最近です。がさつで名画が理解できないタイプなのでしょうね。

海外旅行をした時には美術館に足をむけますが、気の向くまま訪問するので、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」の美術館のカフェで開館を待っていたが、なかなか窓口が開かない。尋ねると、「休館ですよ」との返事をもらったこともありました。

そのときの海外旅行記は:
http://ikokuno.web.fc2.com/h1308_33haag.html










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辺利 未来

Author:辺利 未来
海外旅行(路地裏、秘境チックなところ)、読書、レストラン探訪を中心に記事をアップしています。

ホームページ「海外を旅してみたら、こうだった!」(リンクの最初)には海外旅行記録をアップしています。

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