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辺利 未来

辺利 未来


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主人公は、アメリカの元憲兵隊少佐、ジャック・リーチャー
身長が195cm。体重が100Kgを超える。40歳ちょい前で、係累はいない。

その「ジャック・リーチャー」ものの3作目。2006年に日本で刊行されました。

これまでの「ジャック・リーチャー」もの読書日記、「反撃」「キリング・フロアー」「61時間」は:
http://hamidashirakuen.blog36.fc2.com/blog-category-172.html


今回はキューバがすぐ近くのフロリダ・キイで始まります。
リーチャーはそこで昼間は一般家庭のプール掘り、夜はバーの用心棒をして日銭を稼いでいた。NYから私立探偵がリーチャーを探しにやってくるが、彼はリーチャーではないとしらを切る。翌日、その私立探偵は惨殺されたのだった。

そのフロリダ・キイへの旅行記は:
http://ikokuno.web.fc2.com/d6901_4key_honbun.html


リーチャーはひっかかるものを感じ、真相を突き止めようとNYに飛ぶ。男の身元を調べているうちに、リーチャーは事件に巻き込まれてゆく。

このほかの登場人物はヴェトナム戦争で行方不明になった兵士が不名誉な扱われ方をしているのを不当だと訴えている両親、彼らに助力を惜しまなかったリーチャーの上官、そして上官の娘との恋。

対する悪役として、ヴェトナム戦争で腕を失ったため義手をはめた男。思い切りキャラがたっている。

特に、悪役の描き方が特筆ものだから善玉のリーチャーが生きてくる。
また、相手を自分に従わせる方法として、相手の人間としての尊厳を失わせる場面がエキサイティングだ。マーカーで印をつけ、何度も読み直した。

相手に尊厳を失わせて、自白に追い込んだり、自分の影響下に置いてゆく方法が特異だ。そのような方法があったのかと考え込んでしまったほどだ。

もちろん、非常に練りに練った構成になっていて、ミステリを読む醍醐味を味わえる。登場人物も丁寧にキャラ立ちがなされているが、それだけでは上下巻の900ページ近い長編を読ませるには無理だ。

だから、作者は要所に謎解き、事件、恋、エロを入れて読者を引っ張ってゆく。もちろん、どんでん返しもついてくる。

エンターティエンメントとして飛びぬけて充実している小説だ。

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