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辺利 未来

辺利 未来


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フランス文学者の鹿島茂が「耳をふさぎたくなる270の言葉」を紹介しています。

曰く、
「こころの欠点は、顔の欠点と同じである。歳を重ねるほどにひどくなってゆく」
「人間は小さなことに対しては敏感であるが、大きなことに対してはひどく鈍感なものである」
「通というのは困りもの。どんなものでも満足できない」
「ささいな屈辱などやりすごせ。そのほうが賢明だ。たとえ復讐の喜びがどれほど大きくても。自由でその喜びを買おうとすることは、あまりにも高い買い物になる」
「本当に、人々がえらく感心する徳は二つしかない。勇気と気前のよさである」
「謙虚とは、往々にして、他人を服従させるために装う見せかけの服従にすぎない」
「凡人は、概して、自分の能力を超えることをすべて断罪する」
「賢者を幸せにするにはほとんど何もいらないが、愚者を満足させることは難しい」

著者は、長い間、箴言(マクシム)に深く興味を引かれ、マクシムを集めてきたそうです。そのマクシムを紹介し、著者のトゲを散りばめた分析を付記しています。

例えば、
「文書というものはすべて自己愛の発露とみなしてもいい。(略)ボルグやツイッター、フェイスブックの書き込み、日常の会話だろうと、すべて『ドーダ、凄いだろう。こんなに凄いおれを褒めてくれ!』という叫びのなのです。」
著者は、こういう人を「ドーダ」と呼んでいます。

そうか。金正恩も、ブログを書くワタシもドーダ君に違いない。

箴言(マクシム)は、ラ・ロシュフーコーの著作を短く「マクシム」と省略したことから、一般に流通するようになったそうです。今では、「辛辣な人間観察を含んだ格言、箴言」という意味で使われているとのこと。だが、条件がある。マクシムはエレガントなものでなければならない。エレガントとは、「辛辣で、毒を含んでいて、かつ端正な言葉で語られていなければならない」

もう一度、箴言を紹介します。
「人はふつう、褒められるためにしか人を褒めない」
「人間はすべて幸福になろうとしている。(中略)首を吊ろうとしている人もまた例外ではない」

生き方を考えさせられる一冊です。

S・スマイルズ「自助論」の読書日記は:
http://hamidashirakuen.blog36.fc2.com/blog-entry-2353.html


海外旅行記は、HP「海外を旅してみたら、こうだった!」にアップしています。
http://ikokuno.web.fc2.com/








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