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「北朝鮮 核の資金源 国連捜査秘録」 古川勝久著


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著者が国連安保理北朝鮮制裁委員会、専門家パネル委員として2011年10月から2016年4月まで4年半活動した体験を書籍化したものです。

著者が北朝鮮の地球規模で資金を調達するための武器販売、ミサイルや原爆の開発の技術や部品の調達、資金原子力の実態を現地に足を運んで調べ上げた内容となっています。

調査先は東南アジアからヨーロッパ、中近東からアフリカまで。北朝鮮の暗躍は自由自在で制裁なんかなきがごとし。よくもまあ、北朝鮮は制裁を骨抜きにして、国際的な活動ができたものだと思います。

テレビのコメンテーターとして出演する際の話しっぷりはイマイチでまどろっこしいですが、書籍だと自分の呼吸で読めるせいか迫力が段違いです。北朝鮮の制裁逃れの実態をろくに知らないまま、専門家と称し、よどみなく話すコメンテーターよりも真実味があります。

日本はこのまま北朝鮮の核攻撃の標準にされたまま、生活することを余儀なくされています。著者は核の恐怖とこれに対する打つ手を全然取らない政府のお気楽さを指摘しています。この点は暗澹たる気分にさせられてしまいました。

北朝鮮が制裁を受けないでいられるのは、中国やロシアが制裁を妨害しているからであり、また、日本にある北朝鮮の組織が重要な役割を果たしていると著者は述べます。日本の政府機関も制裁に積極的に動いていないようです。

日本の国連代表部に駐在する外交官こそ、制裁が実際に行われているかを検証すべきなのでしょうね。専門の外交官でない古川氏に活動してもらって、どんな気持ちなのだろうと思ってしまいます。

北朝鮮はシリアの兵器製造開発にも深く関わってきました。ここにも、北朝鮮の中国ネットワークが関与している。このほか、台湾、マレーシア、タイ、ベトナムなどの関わりも指摘されています。もちろん、北朝鮮の司令塔は日本にあり、日本人も関わっている、と。

こういった制裁逃れの活動を積極的に追跡し、公表しているのが共同通信や朝日新聞と言ったマスコミらしいですね。

「金正恩は頭がおかしいか、天才か、どちらかだ」
そうトランプ大統領が評したと週間文春(2018.4.12)に掲載されていましたが……、ミサイルの照準を日本に向けている指導者なんて、天才とは思えません。

蓮池透、辛淑玉の「拉致と日本人」読書日記は:
http://hamidashirakuen.blog36.fc2.com/blog-entry-4481.html


海外の北朝鮮レストラン訪問日記は:
http://ikokuno.web.fc2.com/thema_pyongyang.html










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辺利 未来

Author:辺利 未来
海外旅行(路地裏、秘境チックなところ)、読書、レストラン探訪を中心に記事をアップしています。

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