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「生き残り」古処誠二著…人間の脆さ、優しさを戦争を通して描く!


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著者はビルマを舞台にした戦記ミステリを書いている。
「いくさの底」……組織の理不尽さを描いた力作の読書日記は:
http://hamidashirakuen.blog36.fc2.com/blog-entry-4718.html


「中尉」も傑作!
読書日記は:
http://hamidashirakuen.blog36.fc2.com/blog-entry-3538.html


本作、「生き残り」は昭和19年8月、ビルマで戦線維持が難しくなった雨期のある日、転進中の兵士たちがイラワジ河の河畔で単独行動している兵士を見つけ、行動をともにする。

単独行動の兵士はこれまでの行動を問われると、「所属していた隊は、イラワジ河をいかだで転進しているときに、敵機に襲われた。ゲリラに包囲されたイラワジの中州に追い詰められたので、戦死した兵士を残して逃げた」と告白する。

だが、話を聞いた兵士は、告白に疑問を感じる。
イラワジ河の中州で実際に起きていたことは……極限状態から発生する意見の違い、経験の少ない見習い士官と生え抜きの兵士との値踏み、これらが二人の視点で明らかになってゆく。

今の世の中にも通じる組織の息苦しさ……戦争を通して描き出した力作だ。

海外旅行記は、HP「海外を旅してみたら、こうだった!」にアップしています。
http://ikokuno.web.fc2.com/







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辺利 未来

Author:辺利 未来
海外旅行(路地裏、秘境チックなところ)、読書、レストラン探訪を中心に記事をアップしています。

ホームページ「海外を旅してみたら、こうだった!」(リンクの最初)には海外旅行記録をアップしています。

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