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楽しくって、ふーらふら!

 グルメ、読書、街歩きを楽しんでいます。

「マリーンワン」 ジェームス・W・ヒューストン著


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アメリカの大統領がホワイトハウスの芝の上を歩き、手を振りながらヘリコプターに向う。そのヘリコプターがマリーンワンと呼ばれているそうです。アメリカの大統領が乗るジェット機はエアフォースワンか。

大統領が手を振って歩く映像を見ていると、その笑顔の奥に何があるのかと考えてしまいます。中国にから輸入する物品にかける関税の引き上げを予告しているが、中国は沈黙を保っている。いつでも声高に騒ぎたてる中国が沈黙を守る裏には何があるのだろうかと。

今後、20年以内に台湾を武力で解放しても、アメリカは傍観する。代わりに、関税の引き上げをする。こんな密約があったのかなと、妄想までしてしまいました。

アメリカ大統領はホワイトハウスからキャンプ・デイヴィッドまで専用ヘリコプター、マリーンワンで出発する。だが、大嵐。名パイロット、コリンズ大佐が操縦したマリーンワンは墜落。搭乗者、全員が死亡する。

実は、このヘリコプターはフランスの会社が製造している。部品はフランスを中心に世界各地で製造し、組み立てをアメリカで行っているといのがミソ。

ここまでが前哨戦。十分に迫力がある心理描写と会話が続く。
この後は、司法省や遺族の民事訴訟に対応するため、企業に雇用された弁護士ノーランと遺族側の大弁護士との法廷劇が展開する。

ノーランはヘリが墜落した真の原因を探ってゆく。ノーランが雇用した探偵が何者かに殺されたりする妨害が入るが……。どんでん返しが連続して起こり、本を置くのがもったいないような感じになる。

小説はノーランの一人称で語られる。一部分だけ別人の三人称の章が入るが奇異な感じはしない。特に、法廷での対決が緻密で、それまで読者に提示されなかった証拠が突然現れたりして、フライング気味の場面もあるが、そんなのは些細だと思わせる迫力だ。

アメリカの法廷劇は何と頭の体操になるのかと、読後は頭を叩いて疲れた脳みそをマッサージしました。

マイクル・コナリーの「証言拒否 リンカーン弁護士」も読み応えあり。
http://hamidashirakuen.blog36.fc2.com/blog-entry-4016.html


アメリカの旅行記は:
http://ikokuno.web.fc2.com/in_america_2014.html





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辺利 未来

Author:辺利 未来
海外旅行(路地裏、秘境チックなところ)、読書、レストラン探訪を中心に記事をアップしています。

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