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辺利 未来

辺利 未来


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「瑠璃」という女性に関わる小山内堅、三角哲彦、正木竜之介という男たちを描いています。3人の男たちにとって、「瑠璃」という女性は全く別個の女性なのですが、父親、不倫の大学生、夫という、それぞれの立場からそれぞれの「瑠璃」とかかわります。

現実離れした内容なので、登場人物のキャラクターを掴むのに時間がかかりました。時間軸が交錯し、何人もの性格の似た「瑠璃」が現れ消えてゆく。人物を把握したかしないうちに、場面が次の「瑠璃」に変わってゆく。一度本を置くと、流れが混乱してしまいました。

その分、前に戻って流れを把握しなおしながら読書を続けることになりました。本を放り出してしまわなかったのは、それぞれの「瑠璃」は何者なのだ。「瑠璃」の関連性を伏せておいた作者の企みにしっかりと嵌ってしまったからです。

また、現実ばなれした物語でもありますから、総毛立つような気持ちになったりもしました。また、3人の男性の家庭、仕事を、細部をおろそかにせず描いてみせたのも、小説に夢中になってしまったのでしょう。

ラストがいい!

本書を読むと、心に余裕を持って毎日を生きたい、周囲の人に優しく接したいという気持ちになりました。おそらく、登場人物の心象に影響されたのでしょう。

同じ著者の「身の上話」は読み応えあり。
http://hamidashirakuen.blog36.fc2.com/blog-entry-3263.html


海外旅行記は、HP「海外を旅してみたら、こうだった!」にアップしています。
http://ikokuno.web.fc2.com/


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