FC2ブログ

辺利 未来

辺利 未来


sugoitoshi1811.jpg


池内紀著です。

年齢を重ねれば経験が豊かになるだろう。前向きに考えているワタシです。
その経験と言っても、胃カメラをうまく喉を通らせる方法とか読書をしても内容を忘れる経験がほとんどですが……。そんな経験を抜きにして、増えるのは皺や狭量さですね。

トーマス・カーライルは「失敗の最たるものは、失敗したことを自覚しないことである」と気取っていますが、著者は失敗を(他人の)記録して、それを本にしてしまう。カーライルを超えていますな。

もともと大学の先生だけあって、オツム(オムツではありません。念のため)がちがう。市販の手帳の表紙に「すごいトシヨリBOOK」と標題を書き込み、年寄りの観察を記録したそうです。恥ずかしくもなく。

その記録からヒントを得て、楽しく老いる秘訣を書いたのは本書です。万人が楽しく老いることができる方法が書いてあるかと期待しましたが……。老いは残酷だよ。これが本書のポイント。

著者特製の「老化早見表」というのが紹介されています。
老いの初期段階はカテゴリ3で、失名症、横取り症、同一志向症、整理整頓症、過去すり替え症。

カテゴリ2は、年齢執着症、ベラベラ症、失語症、指図分裂症、過去捏造症、記憶脱落症。

カテゴリ1は、忘却忘却症。

年配者の参加が多いSNSでは多くの投稿子が「そうであったほしかった」という願望を書いているのではないか。日記を書いているうちに、自分のなかで事実とすり替わっている。本書を参考にすれば、ですが。

自立からのすすめの項では……一方的に流されてくる情報を遮断してみると、自分が何に興味があるのかわかる、らしい。特にテレビ。「非常に安っぽい情報、安っぽい娯楽、安っぽい教養、そういうものは一度拒否してみていいんじゃないか」と。かもね。

残りの人生を楽しく生きるには、こんな川柳を参考にしようと著者は締めくくっています。
「オムツしてデートにでかける八十歳」

「下流老人 一億総老後崩壊の衝撃」藤田孝典著、読書日記は:
http://hamidashirakuen.blog36.fc2.com/blog-entry-3942.html


海外旅行記は、HP「海外を旅してみたら、こうだった!」にアップしています。
http://ikokuno.web.fc2.com/







関連記事
スポンサーサイト

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply