アムリトサルの滑稽な儀式、「インド日記」 小熊英二著 

インドで近代日本史を講義した大学の先生のインド滞在記録。

現在のインドは、「インターネットカフェの前に牛がのっそりして、お寺では最新式の音響システムを使っているような状態で」、「日本もまた、ゲイシャとサムライが半導体をつくっている国とステレオタイプを投げかけられてきた」と記している。結構、冷静にインドを見ているのである。

インドでは公務員になるのが理想だそうだ。インドに住む日本人の友人のインド人が賄賂を使わないで公務員になったので、家族は自慢している。こんなインド特有のことに、著者はいろいろな意味を考える。この家庭に案内してくれた日本人は、ベナレスに2年以上住んでいる。インドでスーパーマーケットを開きたいそうである。

インド人から受ける質問の定番も記してある。職業、結婚しているか、収入とくるのだろうだ。このあたりは蔵前仁一さんの「ゴーゴー インド」にも出てくる。


さて、アムリトサルである。
ここはインドとパキスタンとの国境の街で、お互いの国境警備兵が相手を威嚇しながら国旗を収納する儀式が行われるところで有名な場所である。日本人からみると、かなり滑稽な儀式だそうなので、一見の価値がある。これを見なくて、インドに行く意味はないだろう。だって、日本では見られないし、韓国と北朝鮮の間は、やたら緊張感があるのだから。


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